<姜尚中教授と夏目漱石の足跡を訪ねる熊本への旅>が実行の運びとなった。級長の祥恵と二泊三日のふたり旅。ヤッホーな気分であります。
まずは熊本の予備知識を得に、目白の永青文庫で開催中の「鴎外・漱石と肥後熊本の先哲たち」へ。帰りに椿山荘で打ち合せ。航空券、ホテルの手配をはじめ、3日間の行程を、さすがの級長、見事なお膳立て。“ハイ”“ハイッ”と感服するばかり。ありがとう級長。
出発の日、植物に水をやり、湯わかしポットとトイレに洗浄剤を投げ入れ空港へ。初日は旧細川刑部邸、熊本城、伝統工芸館を巡る。
雨の2日め、午前中、小泉八雲旧居へ。午後、漱石の「三四郎」にも登場する立田山のふもとにある「永野商店」に。ここは教授が6才から60年代の後半まで暮した場所。広い敷地内をキョロ×2見まわしていたらハンサムな青年が声をかけてくれた。不審な2人組と思うよね。訪問の主旨を話したその人は姜教授の実兄である永野商店社長の三男の邦広さん、そこへ次男の康明さん、これまたハンサム。社長にもご挨拶でき、なんて幸運だったんでしょう。ご両親のお墓参りも快諾していただき、墓地のある立田山へ向う私たちを康明さん邦広さんが追っかけて社長のご厚意で車で送っていただくことになった。徒歩で行くには、かなりの道程のうえ不案内な私たちは、きっと迷子になってたと思う。お線香を供え、お参りした帰り道、オレンジ色をした小さな蝶が私たち四人の前をヒラヒラ横切って雨の中に消えた。熊本大学の横を通り過ぎる時“おじちゃん(姜教授)が自転車の後に乗せて、よくここの図書館につれてきてくれたです”“おじちゃんは働かんでなんで勉強ばっかしよるのか不思議だったですもんね。ま、それが仕事だったんですよね”康明さんの話に大笑い。教授が在籍した済々黌高等学校までお送りいただいた。永野社長、康明さん、邦広さん、思いもかけない出会いとご親切に心から感激と感謝です。
最終日、夏目漱石旧居を訪ね、県立美術館へ。よく歩き、よく学び、よく食べ、よく笑った旅の終りです。
写真は漱石邸に咲く、肥後椿。